群馬県の東京での新たな情報発信基地「ぐんま総合情報センター」(愛称・ぐんまちゃん家)が5日、銀座5丁目にオープンした。4日の記念式典には大沢正明知事=写真=が出席、「群馬を大いにアピールしていきたい」と抱負を述べた。
同センターは昭和通りと晴海通りが交差する角に建つデュープレックス銀座タワー5/13の1〜2階(総面積約280平方メートル)に入居。地下鉄東銀座駅がすぐ側とアクセスもいい。1階は観光案内と物産販売、2階はイベントコーナーのほか、企業誘致や求人情報コーナーなどを設けている。歌舞伎座が近くにあり、「歌舞伎ファンにもアピールしたい」と関係者は意気込む。
イベントコーナーでは9日まで「群馬の観光物産展」が開かれ、以後、「尾瀬・谷川の自然と物産」、「世界遺産とシルクフェア」などが予定されている。
大沢知事は式典で「知事就任以来、群馬の魅力を総合的に発信するための戦略的な拠点の整備に取り組み、ようやく実現した。これから積極的に打って出て、観光客、企業の誘致に努めたい」と強調した。式典には笹川堯衆院議員、山本一太参院議員ら県選出の国会議員も出席し、センターの活躍に期待した。