群馬県によると、2015年の観光入込客数は6575万4千人、観光消費額は1918億9800万円で、前年と比べそれぞれ6・4%、4・1%の増加となり、好調に推移した。
入込客数の内訳は、日帰りが同6・8%増の5798万5千人、宿泊が同3・1%増の776万9千人。また、県内客は同5・9%増の3733万9千人、県外客は同7・0%増の2841万5千人だった。
観光消費額の内訳は、日帰り客が同1・9%増の1020億2400万円、宿泊客は同6・7%増の898億7400万円。1人あたりの消費単価はそれぞれ1760円、1万1568円で、それぞれ同4・6%減、同3・5%増に。
14年よりも入込客数が30万人以上増えた市町村をみると、中之条ビエンナーレや花と緑のぐんまづくりのなどを開催した中之条町が79万2千人増やし、最も多かった。次いで、高崎市(76万2千人増)、前橋市(58万人増)の順。前橋市の増加はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の放送が大きい。
草津や伊香保など主要9温泉地の入込客数は814万4千人となり、同3・4%増だった。入込客数が増えたのは6温泉地で、最も伸び率が高ったのは草津温泉で、同5・6%。