群馬県は21日、10〜12月に実施する「ググっとぐんま観光キャンペーン」の概要を発表した。ターゲットはメーンの首都圏に加え、北陸新幹線金沢開業で誘客が期待できる北陸方面への情報発信も行う。観光入込数は前年同期比5%増の1682万人とした。
同キャンペーンは10〜12月の開催としては3年目となる。昨年に引き続き、JR東日本の重点販売地域指定を受けて実施する。実施主体は県内250団体で組織するググっとぐんま観光宣伝推進協議会(会長・大澤正明知事)。
今回は「とっておきのぐんまを巡る旅」をコンセプトに、ぐんまならではの体験と、世界遺産、温泉、食、雪などの群馬の魅力を組み合わせた「とっておき」の群馬の楽しみ方を提案する。
特に、群馬プレミアム宿泊券の発行を機に、温泉地を中心とした宿泊による県への旅の魅力を重点的に発信し、継続的な宿泊需要の喚起と観光消費額の拡大を目指す。
北陸からの誘客推進では、テレビやラジオを活用した観光情報発信のほか、11月14日と15日にJR金沢、富山両駅で観光キャラバンを実施する。
キャンペーンを周知するため、9月下旬からポスター約4千枚をJR東日本の首都圏主要駅や道の駅、観光施設などに掲出。また、東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン」(9月24〜27日)に草津町やみなかみ町とともに県ブースを出展、来場者にアピールする。
10月4日にはJR高崎駅でオープニングセレモニー「SL出発式」を行う。