経済産業省は10月24日、観光予測ビッグデータ分析コンテストを開始した。ビッグデータを基にデータ分析の精度などを競うアルゴリズム(計算・処理手順)開発のコンテスト。課題は全国8カ所の国立公園周辺の観光宿泊者数の予測。募集対象は個人、企業、団体を問わない。ウェブサイト(https://signate.jp/competitions/141)から参加。応募は12月17日まで。
課題は、国立公園周辺の1年間(2017年1月1日~12月31日)の観光宿泊者数の予測。対象の国立公園は、阿寒摩周、十和田八幡平、日光、伊勢志摩、大山隠岐、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、慶良間諸島の8カ所。
提供データ(カッコ内は提供企業)は、国立公園周辺の過去の宿泊者数のほか、SNSデータ(ホットリンク)、ロケーション付きSNSデータ(ナイトレイ)、メッシュ型流動人口データ(Agoop)、公共交通検索ログデータ(ジョルダン)、来訪者数集計データ(コロプラ)、気象データ(気象庁)、積雪気象観測データ(防災科学技術研究所)。経産省と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する地域経済分析システム(RESAS)も活用できる。
精度評価には評価関数を使用。入賞者の確定は来年1月上旬を予定。副賞も用意する。
コンテストは、観光予報プラットフォーム推進協議会(事務局・日本観光振興協会)が協賛、JTBが協力している。