旅行市場に影響力を持つ米国の旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」は14日、世界で最も注目を集める旅行先「デスティネーション・オブ・ザ・イヤー」に日本を選んだ。発表は今年で5年目。旅行者数の伸びや旅行会社の声、トレンドなどから同誌編集部が決定した。
日本は初の受賞。過去の受賞国は2014年がミャンマー、15年がキューバ、16年がポルトガル、17年がカナダ。
日本政府観光局(JNTO)によると、日本の選出理由は、「外国人旅行者数の驚異的な増加に加え、ダイナミックな都市、豊かな食文化や伝統文化、雄大な山・海の自然景観、充実したアートや建築など、多様性に富んだ魅力」という。
また、同誌のインド版表彰部門では、「ベストMICEデスティネーション」で東京が1位となった。インドでは、報奨(インセンティブ)旅行が活発で、すでに東南アジアや欧州、オセアニアを訪れた企業が日本に関心を示しているという。
「トラベル・アンド・レジャー」は世界の観光情報を紹介する月刊誌で、北米を中心に約100万部を発行。主な購読者は旅行好きな高所得者層。同誌にはインド・南アジア版、中国版、メキシコ版、東南アジア版がある。