「第1回関西IRショーケース」が4月27、28日、大阪市北区の大型複合施設「グランフロント大阪」のナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターで開催された。主催は、関西IRショーケース実行委員会(トレードショーオーガナイザーズ内)。MGMリゾーツやラスベガスサンズなど、海外でIR(カジノを含む統合型リゾート)を展開している事業者6社が参加した。
日本におけるIR業界の確立、実現に向けて業界関係者が集い、商談などを繰り広げた。2日目は一般公開日となっており、市民を対象にIRへの理解を促した。
1日目のオープニングセレモニーでは、関係者によるテープカットなどが行われた。堀正人・同実行委員会実行委員長は「日本は、インバウンド需要が高まり、観光立国を目指す中でIRが現実的になるタイミング。まさに今日、政府がIR実施法案を閣議決定するという歴史的な日に開催することができた」とあいさつした。
来賓として出席した松井一郎・大阪府知事は「IR実施法案は、間違いなく国会で可決成立すると思っている。IRはエンターテインメントの拠点。カジノだけの施設ではないとメディアには伝えてもらいたい。大阪を東京と切磋琢磨できる日本の第二の都市にしたい」と話した。
次いで、吉村洋文・大阪市長は「大阪はこれまで一貫してIRを推進してきた。大阪におけるIRは突き抜けたものにしたい。日本に、世界に、ここにしかないIRを期待したい」とあいさつした。