第13回JTB交流文化賞の受賞作品が決定


 第13回JTB交流文化賞の受賞作品が決定した。 

「JTB交流文化賞」は、地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与することを目的として、2005年に創設されました。2017年8月~9月に募集した「第13回JTB交流文化賞」は、地域の組織・団体を対象とした「組織・団体部門」と、一般の旅行者を対象とした「一般体験部門」、小中学生対象の「ジュニア体験部門」の3部門で厳正な審査を行い、この度、受賞作品を決定しました。
今回は、「組織・団体部門」に49作品、「一般体験部門」に88作品、「ジュニア体験部門」に1,313作品の応募をいただきました。選考の結果、「組織・団体部門」は、一般社団法人ReRoots(宮城県仙台市)「被災地域再生に挑め。『仙台の農村』を活かした学生の挑戦」をはじめ3作品、「一般体験部門」は、柴 茜(しば あかね)さんの「ひみつの夏休み」をはじめ3作品が選ばれました。また、「ジュニア体験部門」は、小学生の部:柿崎 凌太朗(かきざき りょうたろう)君(小学校6年生)の「『生きる』ことが大切」をはじめ8作品、中学生の部:上田 史比等(うえだ ふみひと)君(中学校3年生)の「無職のライオン」をはじめ8作品が選ばれました。

本受賞結果は、1月24日(水)開催のJTB新春経営講演会にて発表し、授賞式を開催します。
受賞作品の全文はこちらをご覧ください。 ⇒ http://www.jtb.co.jp/chiikikoryu/koryubunkasho/

JTBグループは、事業パートナーやお客様とともに、地域が本来持ち合わせている自然や文化、歴史などの価値を損なうことなく、地域の特性を存分に活かした持続的な「交流」の創造、活性化へ寄与していきたいと考えています。これからも、JTBグループは長年の努力や斬新なアイデアに満ちた様々な交流事業を表彰し全国へ発信すると共に、観光を基軸とした地域活性化を推進するため、「持続可能な観光」と「双方向型の観光」の実現を目指してまいります。

◆第13回 JTB交流文化賞の受賞作品の概要
1.受賞作品の概要
(1)組織・団体部門
★最優秀賞
作品名:「被災地域再生に挑め。『仙台の農村』を活かした学生の挑戦」
団体名:一般社団法人ReRoots(宮城県仙台市)
講  評:
「復旧から復興へ、そして地域おこしへ」をコンセプトに掲げ、農家の立場と目線から農地回復を持続的・長期的に支援している点が評価できる。3年間で3万人のボランティアを受入れ、約500件の支援活動を終了しており、地元の大学生で運営され、イベント、体験、交流事業を中心に活動を広げ現在も復興活動を継続中であることが素晴らしい。

★優秀賞
作品名:「大洗サンビーチ≒ユニバーサルビーチの取組」
団体名:大洗ユニバーサルビーチクラブ(茨城県東茨城郡)

★優秀賞
作品名:「上州のかあちゃん、お待ち女房!! かかあ天下が創造する新しい伝統文化~おら達でもできるんだんべえ~」
団体名:みのわの里のきつねの嫁入り実行委員会

(2)一般体験部門
★最優秀賞
作品名:「ひみつの夏休み」
受賞者:柴 茜(しば あかね)さん
講  評:
絵本で町おこしという特徴的な町の風景が写真を見ているように感じる事ができ、まちのPRに一生懸命になっている地元の方や市役所の方の歓迎からも温かみが伝わってくる。現代社会の中で遊ぶ子供達とは違う地域で、日常の自然な遊び方も目に見えるように描かれている。

★優秀賞
作品名:「グラシアス!偶然から始まった、奈良ツアー」
受賞者:田呂丸 麻耶(たろまる まや)さん

★優秀賞
作品名:「考えるたび」
受賞者:塚田 有紀子(つかだ ゆきこ)さん

(3)ジュニア体験部門
<小学生の部>
★小学生の部 最優秀賞
作品名:「『生きる』ことが大切」
受賞者:柿崎 凌太朗(かきざき りょうたろう)君
講 評 :
白虎隊と年齢が近い立場であり、実際に旅に出かけ、飯盛山から見た会津若松城が小さく見えたことで、当時の白虎隊の心境を自身でも感じられたこと等、自分の旅でこそ感じることのできるその時の気持ちが素直に書かれている。どんなに格好の良い死に方よりも、生きる事が大切であるという強い思いから自分の役割を感じた貴重な旅行として、大きなテーマとして捉えている点が良い。

★小学生の部 優秀賞2名
作品名:「りょう馬を知るたびへ」/受賞者:青木 孝憲(あおき たかのり)君
作品名:「守ろう!伝統技術」/受賞者:白根 智仁(しらね ともひと)君

★小学生の部 入選5名(氏名のみ)
吉澤 美佑さん、大橋 英姫さん、谷川 純白君、佐藤 優宙君、長坂 圭悟君

<中学生の部>
★中学生の部 最優秀賞
作品名:「無職のライオン」
受賞者:上田 史比等(うえだ ふみひと)君
講  評:
父をライオンに例えているところが面白い。無職になってしまった無頓着な父への不安などが子供心の中で素朴に描かれている。アフリカへの家族旅行を通し、企業人として働く父の孤独さや辛さに気づき、家族として父の気持ちを理解する機会となり、家族の絆も結束できた思いが描かれている。

★中学生の部 優秀賞 2名
作品名:「種子島で『地球学』」/受賞者:嶋村 康(しまむら やすし)さん
作品名:「私の心に刻まれた『Cheers』」/受賞者:天野 可奈子(あまの かなこ)さん

★中学生の部 入選5名(氏名のみ)
朝海 美加さん、髙沢 みちるさん、高浜 未来さん、森田 佑香さん、岸田 彩花さん

2.選考委員(敬称略 順不同)
安島 博幸     (跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部教授)
政所 利子     (株式会社玄 代表取締役)
森 まゆみ     (作家・谷根千工房主宰)
松平 定知     (京都造形芸術大学教授 国学院大学客員教授)
見城 美枝子  (青森大学副学長、教授・エッセイスト・ジャーナリスト)
伊藤 嘉道     (株式会社JTB常務取締役)

 
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