福島県は16、17の両日、京都駅前広場で観光イベント「関西ふくしま交流フェア〜さくらさく、ふくしま」を開催した。京都府が共催し、京都市、学校法人同志社などが後援した。
府と京都大は福島県の復興支援に向けて包括連携協定、京都商工会議所は会津若松商工会議所と相互交流に関する協定、同志社は福島県と包括連携協定をそれぞれ締結している。
東日本大震災から2年が経過し、復興に向け歩む福島の姿を関西、京都の人々に知ってもらおうと実施。風評被害の払拭や観光振興を図ることが目的。
ステージイベントでは福島を代表するエンターテイメントとしてスパリゾートハワイアンズの「フラガール」によるパフォーマンス=写真=や「ふくしま八重隊」によるNHK大河ドラマ「八重の桜」と連動したステージパフォーマンスが展開され、福島の魅力を発信した。
観光、物産、体験ブースも出店。浜通り、中通り、会津の3地域ごとに観光の見どころ、食、工芸などを紹介。伝統工芸体験ブースでは起き上がり小法師や絵ろうそく、張り子の絵付け体験が開催され、多くの人でにぎわった。
16日は観光交流会が京都国際ホテルで開催された。府や市、同志社などで構成される「京都『八重の桜』応援協議会」を招き、福島の観光関係者と交流を図った。
交流会に先立ち開催された講演会では、露口卓也・同志社大同志社社史資料センター所長が「八重と覚馬—京都に生きた会津のこころ」、渡邊あゆみ・NHKエグゼクティブアナウンサーが「容保桜と八重〜福島と京都の縁」をテーマに話した。