福井県観光連盟は10日から、事業者グループが企画したテーマ性のある観光プランを募集している。6件程度採択予定。採択されたプランは最大15万円が助成される。複数の事業者が連携することで、誘客活動の面的な広がりと観光の活性化を図る。
「がんばる企業グループ観光プラン支援事業」は05年度から始まり、今年で3回目。一昨年は10件、昨年は4件が採択された。
採択例としては、京福バス、旅行業の京福エージェンシー、そば店の利休庵、だいこん舎が企画した、こだわりのそば屋を回る「そばミステリーバス」や、福井ワシントンホテルサービス、殿下里づくり組合、福井コンベンション協会が企画した、ガイド付き山菜取りハイキング「福井発グリーンツーリズム 山菜採り体験ハイキング」など。
応募要件は(1)観光連盟の会員を1者以上含む、2者以上で企業グループを構成(2)申請は1グループ1件のみ(3)観光プランの目標募集人数は50人以上──の3点。
採択されるとプランの企画開発や販売促進のための経費が助成されるが、プラン内容により限度額が異なる。採択プランのうち(1)プランを広く周知し、販売するための戦略を有している(2)連盟が定めたテーマに基づき特に優れている(3)企業グループが複数の業種かつ3者以上で構成──の3つの要件をすべて満たす場合には15万円、(1)(2)の要件を満たす場合には5万円が助成限度額。
選考にあたり今年度は特に「企画のテーマ性を重視する」(同連盟)という。連盟が挙げるテーマは、「『ご利益』のある旅」「『旅育』『食育』の旅」など8テーマ。
募集期間は8月31日まで。ただし応募プランについては先着順に採否を決定する。
問い合わせは社団法人福井県観光連盟(TEL0776・23・3677)。