石川県加賀市は7日、東京・内幸町の帝国ホテルで、旅行業者やマスコミ関係者らを集め、加賀温泉郷PR会議とおもてなし謝恩会を開いた。山代、山中、片山津温泉の魅力を紹介すると共に、送客や情報発信を求めた。
市は北陸新幹線開業5周年・加賀温泉駅開業50周年事業について紹介。加賀大聖寺山ノ下寺院群では4月29日から5月6日まで「寺宝・庭園・御朱印めぐり」を実施、普段見ることのできない庭園や涅槃図、仏像などを特別公開する。
9~11月には、DMMドットコムの人気ゲームを使った、3温泉を周遊するスタンプラリーを計画している。アニメファンの注目を集めそうだ。また、新幹線車両を九谷焼で描く体験メニューも用意。E7系・W7系の形をした長皿に絵付けをしてもらうもので、作品は後日自宅に送る。体験料は2700円。
MICE誘致へ送客助成制度も実施。延べ20人以上が市内宿泊施設で泊まることを条件に、旅行業者に1人1泊300円を助成する(限度額は1回あたり15万円)。定数は先着1万人としている。
山代温泉では4月から「謎解きあいうえお『消えた記憶と言葉のくすり』」と題した、主に団体向けの体験プランを実施。「あいうえお」にちなんだヒントを元に謎を解きながら町内を散策、クリアを目指す「リアル宝探しプログラム」で、販売価格は1800円(参加キット1点の料金)、販売手数料は10%とした。片山津温泉は「竜神と娘」という伝説を光と音で語り伝える「竜神伝説物語 第1章」を3月31日まで実施。