沖縄都市モノレール「ゆいレール」で「Alipay(支付宝/アリペイ)」利用の実証実験が始まった。
Alipayは利便性が高いことから中国国内のみならず日本国内の商業施設などにも広く普及しています。今回、ゆいレールにおけるAlipay高速決済の実証実験を通じ、改札機で直接Alipayを使用できる体制を整えることで、訪日中国人旅行者の交通利便性の向上を目指します。
2016年3月30日に策定された政府の『明日の日本を支える観光ビジョン』では、2020年の訪日外国人旅行者数は4,000万人に設定されており、今後ますます増えることが予想されます。本件の実証実験を行う6社は、今後もサービスを拡充し、訪日外国人旅行者の課題解決に貢献してまいります。
※1. 2004年から中国でサービスを開始したモバイル決済サービス。世界でも有数の決済プラットフォームとして、6億人以上のユーザーが利用しており、日本における加盟店数は5万店を越える。
※2. 出典:観光庁ホームページ(http://www.mlit.go.jp/common/000190659.pdf)
■ゆいレールで「Alipay」を利用した鉄道改札機決済の流れ
■実証実験における6社の役割
・オリックス株式会社
Alipayのアクワイアラとして、Alipay発行者であるアントフィナンシャルとTISとの精算業務
・TIS株式会社
決済中継センターの構築、運営、ならびに加盟店である沖縄都市モノレールと、アクワイアラであるオリックスとの精算業務の代行
・アント フィナンシャル ジャパン
アント フィナンシャル サービスグループが提供する、Alipayアプリを利用した鉄道改札機での決済サービスならびにイシュア/ブランドとしての各種業務の、日本法人としての管理業務
・日本信号株式会社
改札機ベンダーとして、沖縄都市モノレールの改札機のソフトウェアに関する改修、運用
・QUADRAC株式会社
大量のトランザクションを高速に処理するシンクライアントサーバQ-CORE、およびその上で動作する決済アプリケーション開発のためのソフトウェアフレームワークの提供と運用
・沖縄都市モノレール株式会社
実証実験の場の提供、ならびに駅における問い合わせ対応