全編沖縄ロケの映画「琉球バトルロワイアル琉球空手騒動記」(岸本司監督、東映ビデオ・アマゾンラテルナ制作)が、今年秋に全国の劇場で公開される。アジア各国でも公開を予定。空手を題材にした長編映画で、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の沖縄フィルムオフィスが撮影に協力した。
作品は、琉球空手の伝説的な逸話を題材とし、沖縄が空手の発祥の地であることを取り上げた。物語の舞台が沖縄であることから、全世界の空手愛好家をはじめ、国内外に広く「空手発祥地=沖縄」を発信することが期待されている。沖縄県とOCVBでは、空手をコンテンツとして、文化、観光、スポーツ振興に結び付けたい考え。
沖縄県とOCVB沖縄フィルムオフィスでは、海外で公開、放送される映像コンテンツ作品に対し沖縄撮影経費の一部を助成する海外コンテンツサポート事業を2010年度から実施している。空手をテーマにした同作品も制作予算の関係上、県外で撮影を行う予定だったが、助成金の支援により全編沖縄ロケが実現。支援は外部委員を含む選定委員会の審査を経て、2200万円の助成が決定した。ロケは今年2月に終了している。
「琉球バトルロワイアル琉球空手騒動記」の撮影シーン