森トラストは20日、同社が保有する横浜グランドインターコンチネンタルホテル(YGIH、遠藤信幸社長)の株式(発行済み株式総数の78・68%)の50%をイシン・ホテルズ・グループのグループ会社、イシン・ヨコハマ・ホールディングスに売却する契約を締結したと発表した。
森トラストは「イシングループとはイコールパートナーとして、長期的な視点でヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの経営に取り組んでいく」と話している。
28日に株式譲渡を行う予定。譲渡後もホテルのブランドや運営形態は変更しない。
競争力のあるホテルを目指す。「投資・金融面は両社が協議して共同で責任を持ち、同数の役員をYGIHに派遣する」としている。
同ホテルは、インターコンチネンタルホテルズグループの日本初運営ホテルとして91年8月にオープンした。風をはらんだヨットの帆をモチーフにしたユニークなデザインが特徴。総客室数は600室で、宿泊可能客数は1200人。みなとみらい地区のシンボル的なホテル。
同グループはヒルトン成田や京都ロイヤルホテル&スパなど22軒のホテルを所有している。今回の売却で、横浜への進出が実現する。