栃木県はこのほど、地場産品などのブランド力を強化する「とちぎブランド推進本部」を設置した。福田富一栃木県知事が本部長を務める。観光地のホスピタリティの向上を図る「地域イメージのブランド化」、地場産品などのものづくりを推進する「商品・技術力のブランド化」を展開すると同時に、ブランド化した各事業を国内外に情報発信していく。
地域イメージのブランド化では、ホスピタリティの向上に向けた観光基盤整備事業「もう1度訪れたい観光地」の一環として公衆トイレの新設などの普及に取り組む。
このほか外国人観光客の受け入れのために通訳ガイド整備促進事業を推進。主に地域限定通訳案内士試験の実施、通訳ガイドなどの連絡会議を開く。
商品・技術力のブランド化については、県統一ブランド化を図るための統一ロゴマークを普及する「とちぎブランド推進事業」を実施。農業や商工サービス業などの連携で商品開発を促進する「とちぎ食と農のクラスター推進事業」に取り組む。
情報発信では観光キャンペーン「やすらぎの栃木路」の宣伝事業の中でJR、東武鉄道と一体となってPR活動を展開する。このほかインターネットショップを開き、特産品などを販売する。
県は「栃木の知名度を高める物産品の開発などに取り組み、ブランドを強化したい」と話す