「観光キーパーソン集会in瀬戸内・松山」が5月30日、松山市立子規記念博物館講堂で開催された。主催は松山商工会議所、松山市。共催が瀬戸内・松山ツーリズム推進会議、瀬戸内・松山構想推進会議。協力は観光庁、愛媛県、松山観光コンベンション協会。
観光キーパーソン集会は、地域活性化に必要といわれる「若者、馬鹿者、よそ者」を集め、観光関連のさまざまな分野で活動している地域の中核的な観光人材の交流を図ることで「化学変化」に例えられる相乗効果を導き出す試み。次世代リーダーの発掘も目指している。
松山市では、観光戦略「瀬戸内・松山構想」や「おもてなし日本一のまち松山」を目指した取り組みを実施しており、シンポジウムでも瀬戸内海やおもてなしについ基調講演やパネルディスカッションが行われた。
基調講演では、地域プロデュースや企画ブランディングなどを手掛ける古田秘馬氏、煎茶道黄檗売茶流家元の中澤弘幸氏が登壇。古田氏は補助金に頼らない持続可能な事業の重要性を指摘。中澤氏は日本人の優秀さなどを経験談を交えて語った。
パネルディスカッションのテーマは「瀬戸内・松山ツーリズム×日本の文化『おもてなし』」。パネリストは古田氏、中澤氏に加え、地元から田中政利・松山離島振興協会会長、黒川あゆみ・道後椿倶楽部店主、田中えり奈・ミシェル社長。コーディネーターを観光庁の瀧本徹・観光地域振興部長が務めた。瀬戸内の島々の魅力のほか、女性から見た瀬戸内海や道後温泉の魅力などについて意見が交わされた。
パネルディスカッションの様子