東洋大学(竹村牧男学長)は2017年4月、国際観光学部を新設する。現在の国際地域学部国際観光学科は16年度入試で募集を停止し、国際観光学部国際観光学科へ発展的に改組する。
就学キャンパスは同大が本部を置く、東京都文京区の白山キャンパス。入学定員は366人を予定する。教育プログラムは、観光業界を目指す「観光産業分野」と観光政策・地域振興に関わる行政職を目指す「観光政策分野」の2分野を設定。
観光産業分野には、旅行会社で活躍する人材を育成する「ツーリズムコース」、ホテル業界での支配人、マネジメント人材を育成する「エグゼクティブマネジメントコース」、ホテルのサービスフロント、航空会社のキャビンアテンダント、ブライダル関連などのホスピタリティ産業で活躍する人材を育成する「サービスコミュニケーションコース」、高校生の時点から実践活動に取り組んでいる人や学び直したい社会人向けの「プロフェッショナルコース」の4コースを置く。
竹村学長は、3月29日に開いた入試発表会で、新設する国際観光学部国際観光学科が育てる人材について「東アジアや欧米諸国に加えて、今後はさらに、経済発展が進むアジアの各地域、アフリカ、南米地域からの訪日が期待されている。観光業界における日本国内の『グローバル市場』を担い、リードする即戦力を目指す」と述べた。
竹村学長