東武トラベル協定旅館連盟(682会員)は2月21日、13年度全国通常総会を東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で開いた。13年度事業は、引き続き業務推進委員会の活動を柱に、特に東京スカイツリーを基軸にした取り組みで東武トラベルの宿泊券増売を支援する。役員改選を行い、市川捷次会長(ホテル一井)の続投も決まった。
市川会長は、東武トラベルの販売と旅連でのその販売支援について、「国内でも海外でも非常に大きな話題の東京スカイツリーを目玉として送客に結び付けるのが第一だ」と強調。「東武トラベルと一体となり互いに発展するための努力をしていかなければならない」とさらなる連携を訴えた。
東武トラベルの森岡賢社長も「ここ何年かのスカイツリー効果で蓄えた内部留保と獲得できた新規客をしっかり生かして、会員のもとに1人でも多くのお客さまを送るのが当社の使命だ」と力強く語った。
業務推進委員会では、東京スカイツリーをからめた、「文化・伝統」をテーマにした企画や東武トラベル営業マンにメリットのある団体プランなどの設定を進める。寺めぐり好きの女性「てらガール」をターゲットにした商品造成にも協力。教育旅行販売の強化策を提言する「教育旅行分科会」の設置も検討する。
インバウンドの取り組みはさらに強化する方針だ。これまで香港、韓国、台湾と3年間続いたインバウンド商談会・研修旅行は、9月にマレーシアで実施する予定。
役員の任期は2年。新任は理事の永山久徳氏(ゆのごう美春閣)のみ。総会には156人が出席した。
来年度総会は14年2月20日に東武ホテルレバント東京で開く予定。
さらなる連携を強調する市川会長