東武トラベルは、尾瀬への旅行で、環境負荷の少ない電車の利用をアピールしている。親会社である東武鉄道の乗車を促進するとともにエコツーリズムに積極的に取り組むのが狙いだ。
電車はガソリン使用の自動車に比べてCO2の排出量が圧倒的に少ない。同社は「尾瀬の環境保護のためにマイカーではなく、電車を使ってほしい」(企画仕入部・小林浩一課長)と考え、尾瀬コースの多くを電車利用としている。
また、旅行プランの代金から1人につき50円を尾瀬の自然保護活動に寄付する。夜行列車で行くプランでは、浅草から沼山峠までの電車、バスの移動(片道)により排出されるCO2を相殺するカーボンオフセットも実施。旅行パンフレットでは、東武鉄道グループが尾瀬の環境保護に協力していることを紹介する。
尾瀬プランは5〜10月設定で、前年比27%増の4200人を目標。