東武トップツアーズと学校法人智香寺学園正智深谷高校(埼玉県深谷市)は「グローバルスタディツアー&キャリアプログラム」を実施することで合意、6月26日、東京・押上のトップツアーズ本社で調印式を行った。トップツアーズが高校とこうした取り組みを行うのは初めて。
調印式にはトップツアーズの坂巻伸昭社長と正智深谷の松川聖業理事長が臨み、調印文書にサインした。
取り組みの内容は、(1)生徒一人一人がゴールを明確にするグローバルビジョンセミナーの実施(2)キャリア教育に必要なより実践的な企業訪問プログラム(3)自ら判断し、旅行先を選定するグローバルスタディツアー(4)判断機会創出プログラム―。対象は2018年度新入生からで、6年間実施する。
例えば、(3)では「決められた修学旅行方面ではなく、学習要素により旅行先を生徒さんが自ら選択していただくツアーで、テーマに応じた学習が必須。方面も未定」と坂巻社長。
正智深谷の加藤慎也学校長は「旅行会社5社かから企画を出していただき、ヒアリングなどを実施した。トップツアーズさんの修学旅行のノウハウ、実績などが決め手となった」と話した。
坂巻社長は「正智深谷さんの教育理念などを読んで、一緒に仕事をしたいと思った。こうした取り組みは初めてだが、(学校と)一体となって、自ら判断できる人づくりに貢献したい」と抱負を語った。