有馬の芸妓たちによる第10回「芸妓さんの浴衣会」が14日、神戸市北区藤原台のありまホールで開催された。普段お座敷でみせる踊りや三味線の演奏の一部を観光客向けに披露した=写真。
主催は有馬検番。協賛が有馬温泉観光協会、有馬温泉旅館協同組合、NPOの輝ありま。
今年は、10回目の記念公演として規模を拡大して催された。会場は満席で立ち見が出るほどの盛況。有馬の芸妓をはじめ、有馬の有志も参加し、日頃の稽古の成果を披露した。
演目の素囃子は、縁起の良いものを中心に「松の緑」「お月さま」などを上演。踊りは、有馬の四季、有馬藤音頭など有馬ゆかりのものや、全国的に知名度の高い民謡の斎太郎節やよさこい節なども披露された。
有馬温泉観光協会では「有馬の観光客だけでなく、有馬周辺の地元住民にも芸妓の踊りの魅力などを伝えることができた」と話していた。