兵庫県の有馬温泉で「有馬さくらまつり」が4月の週末に開催された。主催は有馬温泉観光協会。8~9日、14~15日と2週にわたり、会場の善福寺、有馬川親水広場に多くの観光客が詰めかけた。
有馬温泉は、江戸時代から、桜の名所として知られ、有馬川沿いのソメイヨシノをはじめ、善福寺の樹齢270年の桜(しだれ桜)、有馬六景の一つ鼓ケ滝公園の有明桜などが有名。4月1日から15日までライトアップが行われた。
9日には、有馬川親水広場に屋台が並んだ。芸妓さんの踊り、神戸モンキーズショウなどの催しが行われた。8日と15日には、夜桜茶会と芸妓踊りが善福寺で行われた。特に8日は客が入りきれないほどの盛況となった。観光協会では「夜桜茶会は定着してきている。夜桜、芸妓さん、お茶会の3つが楽しめる内容が人気」。14日には「お昼のさくら茶会」も初開催された。
當谷正幸・有馬温泉観光協会長は「6月には、有馬の里山を整備した森林公園『有馬癒しの森』が竣工する。今後は環境、癒しや健康をテーマにした有馬温泉をアピールしていく」と語った。
芸妓さんの踊り