有馬温泉(神戸市)で、夏の恒例イベント「有馬涼風川座敷」が開催され、家族客などでにぎわいを見せている。温泉街の中心にある有馬川親水公園内に川座敷を設け、有馬川で涼を取りながら、牛すき焼きや鶏すきなどが楽しめる。期間は8月30日まで。
有馬涼風川座敷は、阪神淡路大震災からの有馬温泉の復興のために始まったイベントで、今年は7月24日にスタートした。
宿泊での醍醐味の一つが「お座敷遊び」。芸妓衆が普段は見ることのできない踊りを特設ステージで披露する。設置された屋台では、射的やスーパーボールすくいなどのゲームが楽しめるほか、たこ焼き、焼き鳥、カキ氷などが味わえる。多くの家族客でにぎわいを見せる。
イベントが盛り上がる一方で、有馬温泉観光協会の當谷正幸会長は「有馬温泉は好調と言われているが、景気の変化など、いつまた状況が悪くなるとも限らない。有馬ブランドの発信や、誘客、受け入れに向けた整備を行っていきたい」と話している。
特設ステージでは芸妓衆が踊りを披露