星野リゾートは12月10日、石川県山代温泉の旅館「界 加賀」をリニューアルオープンした。伝統建築棟と客室棟で構成。伝統建築棟は江戸時代からの由緒ある紅殻格子や赤壁などの意匠を復元。新築した客室棟は客室や大浴場、食事処を配した。
二つの棟の間には「太鼓橋」がかかり、前庭、中庭、茶庭の三つの庭でつながっている。中庭は加賀友禅の友禅流しをイメージしたタイルが敷き詰められている。
客室は48室。全てを「ご当地部屋『加賀伝統工芸の間』」とし、九谷焼や山中漆器、加賀の水引など、地域の伝統工芸を身近に感じられる設えにした。
温泉入浴は自慢の庭を眺めながら楽しめる。料理は九谷焼の若手作家による器で提供。冬は「活蟹のしめ縄蒸し」などの名物を提供する。