日産化学工業は7月から、自動塩素供給機「ハイフィーダーTHS型シリーズ」の新機種として、任意で薬注ポンプを選択できる「ハイフィーダーTHS型Personal」=写真=を発売する。プール、温浴施設をはじめ、冷却塔や集景用水など、塩素処理が必要とされる幅広い分野で使用できる。
供給方法はこれまで同様のロータリーフィーダー方式。薬剤投入量を可変でき、固結に強い構造となっている。
低濃度の塩素溶液を細分化し注入するので、浴槽水やプール水の塩素濃度の変動を最小限に抑制できる。残留塩素計との接続も可能で、さらに一歩進んだ安定した水質管理を行える。
例えば、毎分60ミリリットルの薬注ポンプの場合、最大対応水量は浴場で40立法メートル、プールで600立法メートル。薬剤ホッパーは最大9キログラムで薬剤を長期間補充せずに済む。
材質のほとんどが耐塩素性のFRP製で、高い堅牢性を実現させた。また、シンプルな構造でメンテナンス性に優れている。
指定薬剤は同社の殺菌・消毒剤「ハイライトエースG」と清澄化剤「スターフレッシュ」。
問い合わせ先は日産化学工業(東京都千代田区神田錦町3—7—1興和一橋ビル、TEL03・3296・8040)。