日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、毎月実施している宿泊実態調査の2019年10月の結果をまとめた=表。東北6県に所在する旅館100軒が回答。東北6県合計では、前年同月の実績に比べて宿泊人員が8.4%減、売り上げが6.5%減となった。台風19号に伴う宿泊キャンセルの発生などが影響したとみられる。
宿泊人員は6県すべてが前年同期に対してマイナス。このうち宮城県が14.1%減、福島県が11.5%減、山形県が10.4%減と2桁の減少率となった。10月11~13日には台風19号の影響で、東日本から東北地方にかけて記録的な大雨となり、旅行需要に影響したとみられる。
19年1~10月累計の宿泊人員の前年同期比は、青森県1%減、岩手県5%増、秋田県、宮城県各3%減、山形県4%減、福島県4%増。外国人の宿泊人員に限って見ると、青森県増減なし、岩手県40%増、秋田県10%減、宮城県65%増、山形県2%増、福島県11%増だった。