日本旅館協会北海道支部連合会は17日、札幌市内のホテルで通常総会を開き、役員改選で新会長に西野目信雄氏(ホテル大雪)を選出した。桑島繁行前会長は相談役に就いた。副会長は6氏が留任し、新たに大江友広氏が就任した。
桑島氏は熊本地震の被災地に見舞いの言葉を述べたあと、支部連合会の設立から3年半が経過し、運営がスムーズに行われていることや、耐震改修に対する道からの補助のかさ上げの実現、民泊問題への取り組み、宿泊状況調査のシステム化の推進など、これまでの活動を振り返りながらあいさつ。
来賓として同協会本部の針谷了会長が出席。パワーポイントを使い、本部の活動状況を報告した。また民泊問題を「一番の重要な問題であり、官房長官に協会の考えを強く申し入れた」と説明。他業種に比べ低いとされる旅館・ホテルの労働生産性向上について、「改善にスピード感を持って取り組む必要がある」と強調した。
引き続き、北海道ホテル旅館生活衛生同業組合の通常総会が開かれ、そのあと2団体の共催による合同懇親会を開催。関係官庁や関係団体、企業などの来賓を含め、約130人が出席した。
【新役員】(敬称略)
相談役=桑島繁行(知床グランドホテル北こぶし)▽会長=西野目信雄(ホテル大雪)▽副会長(道東地区支部長)=大西雅之(あかん遊久の里鶴雅)▽副会長=上野洋司(知床第一ホテル)▽同=林文昭(十勝川温泉第一ホテル)▽同=西海正博(大雪山白金観光ホテル)▽同(道北地区支部長)=大江友広(大江本家)▽同(道央地区支部長)=浜野浩二(定山渓グランドホテル瑞苑)▽同(道南地区支部長)=山下久幸(アクアガーデンホテル函館)
新会長に就任した西野目信雄氏