日本旅行は2月26日、2015年度(1〜12月)決算を発表した。子会社を含めた連結は、営業利益13億7400万円、経常利益22億8700万円と、それぞれ黒字を確保。最終損益も10億3100万円の黒字となった。営業損益は連結、単体とも6年連続で黒字を確保した。
営業収益は前年比2.6%減の528億7700万円。利益額は営業、経常、最終とも前年に及ばなかったが(前年は営業利益16億100万円、経常利益25億円、最終利益14億5100万円)、黒字は確保した。
日本旅行単体は、営業利益4億2400万円、経常利益10億9900万円、最終利益3億2400万円。営業収益は前年比2.0%減の452億8700万円。
単体の営業収益を部門別に見ると、国内旅行が同5.7%増の295億2300万円、海外旅行が同24.6%減の109億6200万円、国際旅行が同35.2%増の38億5400万円、附帯事業が同6.2%増の9億4700万円。
国内旅行はJRセットプランの販売強化、インターネット専用商品の拡充、同社が中核分野と位置付ける教育旅行、MICE、BTMなどへの営業強化などで、取り扱いが前年を上回った。
海外旅行はフランス・パリで発生したテロの影響を大きく受けるなど、前年を下回った。
2016年度の業績予想は、連結で営業10億7千万円、経常18億2千万円、最終8億6千万円の各黒字。営業収益547億円。単体で営業5億円、経常10億円、最終3億4千万円の各黒字。営業収益465億円。