日本旅行は2月28日、2012年度(1〜12月)決算を発表した。子会社を含む連結では、営業収益が前年比6.0%増の502億6300万円、営業利益が同121.7%増の18億600万円と、いずれも前年を上回る増収増益となった。
営業外収益を含めた経常利益は同32.6%増の26億2100万円。法人税などを控除した後の最終利益は同2.8%増の14億4200万円。
日本旅行単体では、営業収益が同5.0%増の426億7600万円。営業利益7億8300万円(同107.2%増)、経常利益12億6900万円(同3.4%増)、最終利益6億5300万円(同11.6%減)。
単体の営業収益を部門別にみると、国内旅行は同6.7%増の257億4500万円。企画商品はJRセットプランや首都圏商品の拡充、団体は教育旅行、MICE、BTM、インバウンドなど中核分野へのシフト、単品は東日本大震災の反動などでいずれも販売を伸ばした。
海外旅行は同1.2%増の146億円。国際旅行は同11.7%増の14億6900万円。付帯事業は同10.5%増の8億6千万円。
2013年度の業績予想は、連結が営業収益500億円。営業9億8千万円、経常17億6千万円、最終10億5千万円の各黒字。単体が営業収益422億円。営業3億3千万円、経常8億6千万円、最終4億4千万円の各黒字。