専門学校日本ホテルスクール(東京都中野区、石塚勉校長)は7日、第27回弁論大会を東京都内で開いた。在学生、教職員、審査員ら約900人の聴衆を前に、予選を通過した学生弁士10人が若い感性で熱弁をふるった。
日本語部門5人、英語部門5人の弁論を、外資系ホテル総支配人などで構成する審査員19人が審査。日本語部門最優秀賞には2年Bクラスの中村友海さんの「記憶」、英語部門最優秀賞には2年Lクラスの正木友梨香さんの「A Little Kindness(ほんの小さな思いやり)」が選ばれた。
弁論大会は、「表現力、語学力、発表力の向上」「学生間の問題意識、価値観の共有」などを目的に開始され、今年で27年目を迎えた。
審査員の1人、パークハイアット東京のエルヴェ・マゼラ総支配人は総評で「ホテル業界は素晴らしい業界だ。LOVE(人を思いやる気持ち)を忘れず、自分でリミット(限界)を設けず、パッション(熱意)を持って、ハードワーク(一生懸命働く)してほしい」と在学生に語りかけ、エールを送った。同ホテルには同校の卒業生33人が在籍し、来春も5人の入社が内定している。
英語部門最優秀賞の正木さん(中央)と石塚校長(右)、審査員のグランドハイアット東京・ディワイヤ総支配人(左)