日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB、猪口邦子会長、会員数122団体)は12日、17年度通常総会を東京・新宿区の京王プラザホテルで開いた=写真。設立22年目の総会開催となった。
総会では、定款の一部変更と、毎年開催している展示会、国際ミーティング・エキスポ(IME)の名称・実施内容の変更について決議した。
定款変更では、JCCBが事務局業務を委託しているJNTO(日本政府観光局)が本年1月に東京都千代田区から東京都新宿区に本部移転したことを受け、「事務所」の設置場所に関する条文の表記を「千代田区」から「新宿区」に変更することを決定。また、JNTOとの連携により、国際会議誘致に注力する立場をより鮮明に打ち出すため、「目的及び事業」に関する条文で「JCCBは、国際・国内コンベンションの誘致促進及びコンベンション従事者の人材育成に関する事業を行い~」とある部分から、「国内」の文字を削除することも決議した。
国際ミーティング・エキスポ(IME)については、名称を「国際MICEエキスポ(IME)」に変更し、「MICE」の文字を冠することを決議。さらに、具体的な案件を保有するMICEセラーとMICEバイヤーが有意義な情報交換ができるように、従来の展示会形式から商談会中心の形式に変更することも決めた。
第27回国際MICEエキスポ(IME2018)は18年2月28日、京王プラザホテルで、テーブルトップ形式の商談会として、JCCBとJNTOが主催する。関連行事として、JNTO主催の「国際会議誘致・開催貢献賞」授賞式、「国際会議主催者セミナー」も同日に実施する。