「日本の宿 おもてなし検定」(主催=日本の宿おもてなし検定委員会、事務局=JTB総合研究所)の第3回上級試験で合格した6人が15日、観光庁を訪問。田端浩長官に合格を報告した。
同検定は旅館・ホテルの接遇力向上、人材育成を目的に2009年に開始。初級、中級、中級実技、上級の4段階で試験を行い、これまで初級で1万8551人、中級で4850人が合格。「お客さまに感動していただけるカリスマレベル」の上級合格者は今回の6人を入れて17人になった。
田端長官は「旅館で働く人の模範となり、(後輩を)育成するとともに、日本の宿を世界に発信するけん引者になってほしい」と合格者を激励。
合格者は「今後もお客さま目線を心掛けて仕事をしたい」「さらに後輩指導に力を入れたい」とそれぞれ抱負を述べた。
合格者は同委員会の小口潔子委員長(日本旅館国際女将会名誉会長)、北原茂樹委員(日本旅館協会会長)、大西雅之委員(JTB協定旅館ホテル連盟会長)とともに、田端長官との記念写真に収まった。
このあと一行は都道府県会館に場所を移し、上級合格証の授与式を行った。
今回の上級試験合格者は次の各氏(敬称略、カッコ内は所属)。
土屋ユキエ(山形県・果実の山あづま屋)▽丸山真依(群馬県・ホテル木暮)▽武田大介(千葉県・鴨川館)▽皆川友香(静岡県・日本平ホテル)▽峠久実代(兵庫県・中の坊瑞苑)▽田中和恵(大分県・由布院玉の湯)
田端長官らと記念撮影