世界最大のクルーズ見本市「マイアミ・クルーズ・コンベンション」が12~15日、米国マイアミ市で開催され、日中韓の3カ国が初めて共同出展した。客船の寄港誘致に向け、08年の北京五輪、10年の上海万博や平城遷都1300年祭(奈良)などのイベントを紹介、「北東アジアクルーズ」の魅力をPRした。
3カ国での共同出展は、日中韓観光担当大臣会議(06年、北海道)で合意したもの。北東アジアクルーズを世界にアピールして、欧米や東南アジアなどの国々と、日中韓の間の観光交流拡大につなげるのが目的だ。
ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)事業として日本の出展は4年連続。今回の日本側参加者は、VJC実施本部のクルーズ・プロジェクト・チームをはじめ、旅行会社、各地の港湾関係者など20人以上。平城遷都1300年記念事業協会の担当者も参加した。
共同ブースでは、クルーズ会社を招待してミニパーティを開催。共同記者会見では、日中韓がプレゼンテーションを行ったほか、京都の舞妓さんたちが舞踊を披露した。