日本旅館協会北海道支部連合会は10日、宿泊実績調査の4月の結果を発表した=表。対象施設119軒のうち105軒が回答。前年同月比で宿泊人員は69.6%増、コロナ禍前の2019年の同月比で約44%減となった。
宿泊人員の月別の前年同月比は、1月の131.8%増、2月の127.7%増、3月の36.6増と増加が続くが、コロナ禍前の入り込みまでには回復していない。
4月は、道民限定だった「どうみん割」の対象に、4月1日から岩手、宮城、秋田、山形、11日からは青森が加わり、道内や東北エリアの人流が徐々に回復した。5月9日からは福島も対象となるなど、ゴールデンウイーク明けの誘客への動きも活発化しつつある。根室や知床を中心とするエリアの施設からは、4月23日に発生した知床観光船沈没事故の影響によるキャンセル報告もあった。
回答旅館からは、4月の動向について次のような声が上がった。
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