非正社員は60%、業種別2位に
帝国データバンクは1月、人手不足に対する企業の動向調査を行った。従業員の過不足状況を聞いたところ、旅館・ホテルは正社員で61.5%、非正社員で60.0%が「不足」と回答。51の業種別で、それぞれ9位、2位だった。ただ、全業種計では正社員、非正社員とも不足割合が前年同月調査から低下している。
旅館・ホテルの正社員不足割合は前年同月の50.0%から11.5ポイント上昇した。業種別では1位の放送(76.9%)、2位の情報サービス(74.6%)、3位の建設(68.5)、4位の運輸・倉庫(66.0%)などに次ぐ9位となっている。
旅館・ホテルの非正社員不足割合は前年同月の54.2%から5.8ポイント上昇。業種別では1位の飲食店(76.9%)に次いで、各種商品小売と並ぶ2位だった。
一方、全業種の合計では、正社員不足が49.5%、非正社員不足が29.2%で、前年同月比でそれぞれ3.5ポイント、5.2ポイント低下した。正社員不足は依然高水準も、非正社員不足は1月としては3年ぶりに3割を下回った。
調査は1月20~31日、全国2万3665社に実施。このうち1万405社が回答した。