旅行業公正取引協議会(345会員)は6月27日、第33回通常総会を東京都内で開催した。「てるみくらぶ」の倒産を受けて、今年度は消費者の信頼回復に努める。
冒頭、菊間潤吾会長(ワールド航空サービス)は、「昨年度は会員であった『てるみくらぶ』が大型倒産をし、消費者の信頼を大きく揺るがした。今年度も会員への情報提供はもちろんのこと、何より一般消費者の信頼回復に重きを置いた情報発信に力を入れていく」と方針を述べた=写真。
2017年度事業では、説明会や広報誌、ホームページなどを通じて公正競争規約の周知徹底を図るほか、非会員事業者の新規加入を促進。協議会や会員が適正表示に取り組んでいることを理解してもらうため、消費者団体や消費者に対し、協議会マーク・ロゴマークのPRも実施する。消費者へのPR活動としては、自治体や大学などへ公正競争規約に関する出前講座、講師派遣も行う。
役員改選も行い、菊間会長を再選。新任の役員は、常務理事の銭場忠夫氏(旅行業公正取引協議会)、理事の丸山隆司氏(KNT—CTホールディングス)、監事の福田叙久氏(アサヒトラベルインターナショナル)。