鉄道旅客協会は1日までに、加盟旅行業12社の今年5月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月並みの2966億3625万円で、前年を上回ったのは東武トラベル(10.8%増)、JTB(3%増)など5社あった。
国内旅行は1.5%減の1789億3890万円にとどまった。前年比増は4社にすぎず、ゴールデンウイークとはいえ、期待するほど客足は伸びなかったようだ。そんな中にあって、東武の好調さが目立つ。
景気の冷え込みなどで苦戦が予想された海外旅行だが、前年並みの1094億559万円を確保した。企業によって明暗が分かれ、7%増の企業がある一方、2ケタ減を強いられたところも3社あった。
外人旅行は27.2%増の57億3343万円となり、久しぶりの2ケタ増を記録。特に西鉄旅行が大幅に取り扱いを増やした。
この結果、今年4月からの累計は総取扱額で前年同期比2.3%減の5526億33万円となった。この時点で前年実績を上回っているのは読売旅行やトップツアーなど4社。うち、国内旅行は1.6%減の3354億2433万円、海外旅行は5.3%減の2007億213万円、外人旅行は25.4%増の124億1670万円。