旅行業公正取引協議会(菊間潤吾会長)は8日、公正競争規約の周知徹底を図るため2015年秋季の「公正競争規約説明会」を東京都内で開催した。公正競争規約の基本的な理念と内容について説明した。
冒頭、菅原新悦常務理事は、「昨年の6月に変更された表示規約によって協議会マークやロゴマークをパンフレットなどの説明書面に表示することが義務付けられた。協議会では、このマークで適正表示に努力している旅行業者であると一般消費者にPRしている」として会員にマークの表示を求めた。また、昨年12月の景品表示法の一部改正を受けて、景品類の提供や表示についてコンプライアンス体制の整備が必要だと訴えた。
秋季公正競争規約説明会は10月22日まで、名古屋、大阪、福井など全国9都市で10回の開催を予定する。同協議会は「公正競争規約を理解する最も有効な方法は説明会に参加することだ」として、説明会への参加を呼び掛けている。
説明会の様子