全国の観光・温泉地は「観光立国は地方(地域)から」とばかりに、集客力のある首都圏で観光説明会や旅行業などを招いた懇談パーティーを開いている。レジャー活動の全体のパイが長引く不況で景気が低迷、落ち込んでいるときに、黙っていてはますます旅客減につながるとしているからで本社へのキャラバンも前年に比べて増えている。
新潟県旅館組合(野澤幸司理事長)は、泉田裕彦知事も出席して14日、東京・池袋のホテルメトロポリタンに約250人の旅行業者などを招いて「うまさぎっしり新潟観光交流会」を開いた。
新潟県の観光客の入り込み状況は、昨年のNHKドラマ「天地人」の影響もあって前年比約6%増えたものの、その反動からか今年は前年比5%落ち込んでいる。これらを何とかカバーしようと地域を挙げて取り組んでいる一環として、説明会や交流会を開いたもので会場には、新潟のうまいものや地酒などがたくさん並んだ。
この日は溝畑宏観光庁長官も参加し「新潟にはたくさんの温泉地があり、うまいものも豊富だ。集客にも熱がこもっている。観光・新潟を大いに売ってほしい」とエールを送った。地元からは野澤理事長はじめ大勢の関係者が加わり、和やかな新潟デーの夕べだった。
溝畑長官があいさつ