広島県と島根県は9月3〜5日の3日間、羽田空港で首都圏の人々に両県が有する3カ所の世界遺産をPRするプロモーションを行った。特設ブースには、これから島根、広島県に向かう旅行者らも立ち寄りにぎわいを見せた。
プロモーションでは広島県の厳島神社、原爆ドームと、昨年7月に登録された島根県の石見銀山の3カ所の世界遺産の魅力を紹介したほか、両県の観光情報をパンフレットなどで提供。萩・石見空港と広島空港を利用すれば3カ所を2泊3日ほどで巡れる利便性も強調した。ブース訪問者に対し広島、島根県に対するイメージや、旅行にかける費用などを調査するアンケートも実施し、3日間で約400人の回答を得た。
広島県は「初めての空港でのプロモーションだったが、これから広島に行く人も多く、効果はあった」と感触を語る。島根県も「今年上期ごろからは3つの世界遺産を含むツアーも催行されている。今後は教育旅行の素材としても紹介したい」と意気込みを述べた。
両県は、今回実施したアンケートを分析し、結果を今後の誘客に生かす。
羽田空港でPRした