岡山県観光連盟は6日、ウェブサイト「おかやま旅ネット」で、オンライン宿泊予約サービスを開始した。検索プラットフォーム開発のフォルシアとNECビッグローブが共同開発した宿泊プラン比較サービス「旅くら」を利用し、9つの旅行サイトから宿泊プランを比較、検討できるようにしている。
ユーザーから「もっと宿泊施設情報を充実させてほしい」「空室の有無や料金まで知りたい」という声が寄せられていたが、連盟独自の宿泊予約サイト構築はコスト面などで難しいため、旅くらの利用でユーザーニーズに応えることにした。
同連盟は旅くらについて、(1)宿泊プランの数が多い(2)最新の情報がメンテナンスなしで利用可能(3)1つの旅行会社のサイトではない(4)検索速度が速い──ことなどを評価。また、「旅行サイト各社で独自に運営しているポイント制度なども利用できるので、ユーザーのメリットも大きい」という。
旅くらは、じゃらんnet、楽天トラベル、一休ドットコム、JTB、るるぶトラベル、赤い風船、宿プラザ、阪急交通社、KNTのデータを集約し、100万件を超える宿泊プランから価格比較・検索できるが、同連盟では岡山県に特化したデータを利用する。
宿泊予約サービスのページには漫画も掲載しており、同連盟は「一見すると観光連盟のサイトとは思えない、楽しくて、利便性も鮮度情報も高いページに仕上げた」と自信を示す。