岡山県の湯郷温泉旅館協同組合、女将の会、湯郷温泉青年部は19、20日、湯郷温泉の魅力やホタル鑑賞などの新たな素材をPRしようと、関西地区のマスコミ、エージェントに向けた宣伝キャラバンと一般客向けの街頭イベントを行った。
街頭イベントは20日、大阪、神戸市の2カ所で実施。JR天王寺駅(大阪市)の構内では、旅館や散策マップのパンフレットなど1500部を用意し、通行人に手渡した。湯郷温泉の宿泊客のメーンは関西からとあって反応もよく、「行ったことがある」との声が多く寄せられた。
ホタル鑑賞は湯郷温泉街に流れる大谷川で楽しめる。見頃は5月下旬から6月中旬。約10年前、大谷川の護岸をコンクリートから自然石や芝生にする改修工事が行われ、5年ほど前からホタルの姿が戻りだしたという。その後ホタルの養殖場などにアドバイスを受け、多くのホタルが飛び交うようになった。5月31日には大谷川でホタル鑑賞会や周辺に夜店が並ぶ「ホタルまつり」が開催される。6月上旬から7月中旬は大山展望台の近くにある「あじさいロード」のあじさいも見頃を迎える。
安廣清二・湯郷温泉青年部長は「湯郷温泉として関西で宣伝やイベントをするのは約20年ぶり。ホタルは6月のオフシーズン対策としても期待している」と話した。
JR天王寺駅で街頭イベント