昨年開催された山形デスティネーションキャンペーン(山形DC)を踏まえたポストDCとして、「山形日和。」観光キャンペーンが13日に開幕した。情報発信を強化し、DCの成果を生かした誘客に取り組む。期間は9月12日まで。
山形県内各地でオープニング式典が行われた。メーン会場の山形駅での式典には、吉村美栄子知事(山形DC推進協議会会長)、松木茂JR東日本執行役員仙台支社長、来賓の野川政文県議会議長ら関係者が出席した。
吉村知事は「昨年は県民総参加、全産業参加のもと、10年ぶりのDCに取り組み、多くの成果があった。本県には豊かな自然、精神性の高い伝統文化など、国内外に誇れる宝がある。連携を強化し、観光立県に向けて取り組んでいく」とあいさつした。
JR東日本の松木仙台支社長は「山形のキャンペーンの素晴らしさは、地域が一体となって取り組むことだ。観光素材にスポットをあて、満足度の高い旅行商品の造成に取り組んでいる。7月にはJR6社が一丸となり重点宣伝企画を展開する。ポスターを全国の主要な駅に掲示し、山形への販売を強化する」と述べた。
ホームには、新幹線で全国初のイベント列車「とれいゆ・つばさ」が到着。DCの関係者が、山形県産ブランド米「つや姫」のプレゼントや和太鼓の演奏で乗客を出迎えた。
山形の夏は、サクランボに始まり、多彩な祭りで盛り上がる観光シーズン。ポストDCのキャンペーンでは、昨年のDCを契機に取り組んだ2次交通の整備やおもてなしの向上などの成果が試される。
山形駅でのセレモニー