北海道上川町と3月に包括連携協定を結んでいる総合アウトドアブランドの「コロンビアスポーツウェアジャパン」(東京・新宿)は7月末、大雪山国立公園の北の玄関口となる層雲峡温泉黒岳ロープウェイ駅舎内に、登山用品などを扱うコンセプトショップ「コロンビアフィールドストア黒岳ロープウェイ店」をオープンした。
上川地方の松を使ったテーブルや椅子などを置いている
駅舎3階に設けたショップでは、町や大雪山でのアウトドア体験に必要な商品を販売している。同じフロアにはカフェ「ブラック・マウンテン・コーヒー・バイ・コロンビア」を開設。こだわりのドリンクや道食材を使用した「ごはんとおやつの研究所」の焼き菓子も提供する。
また、地域DMOの大雪山ツアーズ(西野目信雄社長)が運営するアドベンチャーデスクも置かれ、観光情報の発信など層雲峡観光をバックアップする。
営業時間は平日が7~16時、土日祝日が7~18時。不定休。
衛藤 智さん
「アウトドア好きにとって、大雪山国立公園は憧れの地といえる。一度は行ってみたい場所」というのは同社ブランドマーケティング課長の衛藤智さん。その地にショップ、カフェ、ツアーデスクを兼ね備えた店舗を構えたことはブランドイメージのアップにつながりそうだ。
ショップではウエアやリュックなど登山に必要な商品を販売するが「ここでしか買えない、Tシャツやボトルなど土産品にも注目してほしい」という。
今後、町と組んで自然環境保護などを目的としたコロンビアハイキングツアー(仮称)などを企画、包括連携協定を実のあるものにしていく方針だ。