小田急トラベル(小柳淳社長)は24日、小田急線新宿駅西口地上コンコースに箱根・湯河原・伊豆専門店「はこね旅市場」を新設した。
小柳社長=写真中央=、榎本孝弘・小田急トラベル協定旅館連盟箱根全山連合会副会長(三河屋旅館社長=写真左)、福田久則・小田急電鉄新宿管区長兼新宿駅長がオープンセレモニーでテープカット。小柳社長はあいさつで「日本初、日本唯一の箱根専門店が本日開業する。箱根伊豆地区の旅館・ホテル、観光施設、美術館などの皆さまにご協力をいただきながら、このユニークな専門店を育てていきたい」と抱負を述べた。
榎本副会長は「小田急と箱根のつながりは非常に強い。新しい試みとしてこのような専門店を開設していただき、感謝と期待でいっぱいだ」と話している。
小田急トラベルは23日にはこね旅市場の隣接店舗として「海外旅サロン」も新設。国内旅行は箱根・湯河原・伊豆に特化販売、海外旅行は全方位の店頭販売体制を整えた。はこね旅市場で取り扱わない国内旅行商品は新宿西口地下旅行センター、新宿南口営業所などの近隣店舗で取り扱う。
はこね旅市場はオレンジ、海外旅サロンは青を基調色とすることでそれぞれの店舗の個性を演出。外装にデジタルサイネージを設置し、明るさや楽しさを表現している。また店舗デザインは、ロマンスカー・VSEやロマンスカーカフェなどをデザインした岡部憲明氏(アーキテクトネットワーク)が担当。「箱根旅行の予約段階から旅が始まっている気分になれる」(小柳社長)ようロマンスカーのイメージで統一した。