日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の8月分を公表した。同月の小企業の売上DI(前年同月比で増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス6.4で、前月比5.5ポイント上昇した。9月はマイナス8.9で、同月から2.5ポイント低下する見通し。
非製造業6業種を見ると、サービス業がマイナス9.8で、同0.8ポイント低下。運輸業がマイナス21.1で、同1.3ポイント低下。飲食店がマイナス2.9で、同17.1ポイント上昇。
6業種全てがマイナス水準で、前月比で上昇と低下が3業種ずつだった。
9月は建設業がプラス水準に転換。サービス業、運輸業でマイナス幅が縮小。卸売業、小売業、飲食店でマイナス幅が拡大する見通し。
調査は同公庫取引先の小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満)1500企業に行い、1152企業から有効回答を得た。