長野県湯田中温泉にあるホテル椿野(24室)は、昭和初期を思わせるレトロでモダンな空間造りが特徴。また、館名の椿を意識して至る所に生け花を飾り、宿泊客を迎え入れている。「女性客を中心に、お褒めの言葉を頂いている」と湯本秀明社長。
5階にある自慢の大浴場・露天風呂からは、北アルプスまで見渡せる絶景を楽しめる。食事は、信州牛をメインとした会席料理が好評だ。地産地消を基本とし、野菜や山菜などに加え、こだわりの「長野米」を提供する。
その同館では、FunFusion(ファン・フュージョン、東京都渋谷区)が提案するSMS(ショートメッセージ)送信サービス「いけいけナンバー」を導入。業務の効率化を図っている。
いけいけナンバーは、宿泊施設のパソコン(PC)から施設利用者の携帯電話番号宛てにメッセージを送信できるサービス。配信は1件から複数件への一斉配信まで対応可能。PCの管理ページから簡単な操作でSMSを送れる。
多くのホテル・旅館では、施設利用者への予約確認や忘れ物連絡は電話やEメールで行っているとされる。ただ、電話の場合は「なかなか出てくれない」ケースが多く、Eメールは開封率が低いという問題点が指摘されている。
同館では特に、忘れ物連絡に時間を取られていた。「携帯電話の充電器や時計などの貴金属などを忘れる方が多いが、電話をしてもなかなか出てもらえない。業務の支障になっていた」と湯本社長。このシステムを導入してからは、「かなりの確率で返信してもらえるようになり、作業の効率化につながった」と評価する。
この件についての問い合わせ先は、FunFusionTEL03(6300)0157。