中国地方の宮島、広島、岩国、呉、廿日市の観光関連団体が宣伝隊を編成し、12月12~14日、東京都内でPR活動を展開した。13日には台東区の観光経済新聞社を訪れ、冬、春のイベントや見どころ、食の魅力をアピールした。
訪れたのは広島観光親善大使の福山桃子さん、ミス岩国の岩崎阿子さん、くれマリンクイーンの松野由紀さん、宮島観光親善大使の高橋裕子さんら=写真。
宮島は2018年に平清盛生誕900年、厳島神社修造850年を迎えるため、17年からプレイベントを年間通して開催する。高橋さんは「2月には毎年恒例のカキ祭りが行われる。ぜひ食べに来てほしい」と話した。
16年9月に世界遺産の原爆ドームの隣に「おりづるタワー」が完成し、新たな観光名所としてにぎわいを見せていると報告したのは福山さん。冬の風物詩となった広島の夜を彩るライトアップイベント「ひろしまドリミネーション」については「今年は25年ぶりにリーグ優勝した広島カープをモチーフにしたイルミネーションも作られた」と見どころをアピールした。
年間300万人が観光に訪れる岩国。岩崎さんは「錦帯橋の周りには3千本以上の桜が植えられている。300年以上続く伝統の鵜飼を見ながらの夜桜見物は趣がある」と誘客を促し、2016年のリニューアル以来、来館者が10万人突破した「岩国シロヘビの館」についても説明した。
松野さんは昨年度に続き、今年度も好評のイベント「呉海自カレー」について報告。市内の30店舗で実施されている、海上自衛隊呉基地の戦艦ごとのカレーが味わえるシールラリーの参加者が今年度は11万人に届きそうな勢い。「来年度はカレーのトッピングが開発される予定」と、魅力をPRした。