宝荘グループ(愛媛県松山市、宮崎光彦社長)は5月25日、松山市道後温泉の宝荘ホテル跡地に新ホテル「道後御湯」(どうごみゆ)をオープンした。旧宝荘ホテルが耐震診断で新耐震基準に満たないことが分かり、建て替え工事を実施した。コンセプトは「『現代湯治』のための湯宿」。
地上8階、地下1階建てで、30室の客室は全て露天風呂付き。スイート、デラックス、プレミア、スーペリアの4タイプをそろえる。
最上階の8階に大浴場、露天風呂、スカイラウンジ「kagiroi(かぎろひ)」を設けた。松山城、松山市街地、道後温泉別館飛鳥乃湯泉、道後温泉本館、瀬戸内海などを見渡す。
1階にロビーとライブラリーラウンジ「NIKITATSU(にきたつ)」、セレクトショップ、2階にダイニング「tachibana(たちばな)」を設置。ダイニングでは瀬戸内と宇和海の食材や県産の野菜を使った創作和食を提供する。料金は1泊2食付き3万円から(2人1室利用)。
「上質な時間と空間を楽しめる宿にした。ホテル椿舘、ホテル椿舘別館のグループ3館で、コンセプトの異なる宿を展開する」と宮崎社長。