大分県竹田市は、市営の公衆浴場「御前湯」などが国の温泉利用型健康増進施設に認定されたことを受け、利用者を対象に温泉療養プログラムを提供する「温泉利用相談室」を設置、9月27日、開所式を行った。
今年7月、御前湯とB&G直入海洋センター体育館が厚生労働省が定める温泉利用型健康増進施設(連携型)に認定された。九州では唯一の認定施設となる。この施設で入浴と運動を組み合わせた温泉療養を行う場合、施設の利用料金と施設までの交通費について所得税の医療費控除(最高限度額200万円)を受けることができる。
市は9月1日から医療費控除の申請受け付けを開始したが、受け付け機能の一元化ときめ細かな相談、指導体制を整えることを目的に相談室を設置することにした。
相談室には、温泉利用指導者や健康運動指導士、保健師などが常駐し、利用者に温泉療養プログラムを提供する。開所式では首藤勝次市長ら関係者約40人が出席、開所を祝った。