大分県は5日、「県ツーリズム戦略」のキャッチフレーズ「日本一のおんせん県おおいた♨味力(みりょく)も満載」のロゴマークを発表した。
県は昨年8月、官民共同で地域・観光振興を一体的に進めるツーリズム戦略をまとめた。今回、観光振興に活用するため県デザイン協会にロゴマーク作成を依頼していた。
審査の結果、応募38作品の中から大分市の広告会社、大宣のデザイナー、平原照久さんの作品が選ばれた。
作品は、温泉をイメージする湯おけと手ぬぐいをモチーフにし、「OITA」の湯気と合わせて、大分県がおんせん県であることを表している。また、親しみを持てるよう湯おけに表情が付いている。ロゴは温泉の温かさと楽しさが感じられる書体で、目立つよう赤色にしている。
同日の定例会見で広瀬勝貞知事は「大分らしい、ほのぼのとした味が出ているのではないかな」と感想を語った。
大分県は昨年10月、「おんせん県」を商標登録申請し、同じく「温泉県」をキャッチフレーズとして使って観光振興を図ってきた群馬県の反発を招いた経緯がある。特許庁による登録可否の判断はまもなく出るものとみられる。
発表されたロゴマーク